EvernoteからJoplinへ移行するなら、ENEXとMarkdownをどう使い分けるか
Joplinへ移行するなら、ENEXとMarkdownのどちらか一方を選ぶ必要はありません。復元用と日常編集用で役割を分けると、データを守りながら移行できます。
ENEXが得意なこと
ENEXはEvernoteの構造に近い形でデータをまとめる形式です。ノート本文、日時、タグ、添付ファイルをひとつのエクスポートに入れられるため、Joplinへの移行前に保管しておく復元用コピーとして頼りになります。
ただし、ENEXはそのまま読むための形式ではありません。Joplinへインポートした結果が思った通りになるかは、Joplinのインポーターやノートの内容に左右されます。保存性は高くても、読みやすさは別の話です。
Markdownが得意なこと
Markdownはテキストとして扱えるので、Joplinへ移した後の編集や検索がしやすくなります。ファイルを直接確認でき、別のエディターやGitで差分を見ることもできます。
その一方で、複雑な表、PDF、画像、チェックボックス、内部リンクは変換の影響を受けます。Markdownのファイルが開けたからといって、元のノートが完全に残っているとは限りません。
安全な答えは両方残すこと
Joplinを日常のノートアプリにするなら、Markdownは便利です。将来別のアプリへ移る可能性や、Evernoteへ戻す可能性まで考えるなら、ENEXも捨てないほうがいい。
ENEXを保管用、Markdownを編集用、HTMLを確認用にする3つの役割分担は少し手間ですが、後から「あのノートだけ戻したい」となったときに効いてきます。
依存する前に確認すること
移行前に、最近のノート、古いノート、画像の多いノート、添付ファイル付きのノートを少量選びます。Joplinへインポートしたら、次の項目を照合します。
- タイトルとノートブック
- 作成日と更新日
- タグと内部リンク
- 画像、PDF、その他の添付ファイル
- 表、チェックボックス、特殊な書式
全部を一度に移してから修正するのではなく、10件ほどで変換の癖をつかむ。これが一番地味で、一番効くやり方です。